マンスリー・レビュー

他山の石_企業不祥事から学ぶ

2021年12月:企業不祥事マンスリー・レビュー


 このコラムについて 

マスコミ等で露わになる企業の不祥事。それは他人事ではありません。自分の会社なら、どのように対処し、未然に防ぐには、どうすべきか?「他山の石」は、自らの教訓とするためのマンスリー・レビューです。

2021年12月の「他山の石」

2021.12.2【独禁法違反】

「小さなお葬式」を独禁法違反疑いで審査 公取委(産経新聞)

「小さなお葬式」を運営する「ユニクエスト」(大阪市)が独禁法違反(不公正な取引方法)の疑いで審査されていたことが判明。 葬儀社との間で、手数料を多く支払う代わりに同社と競合する他社との取引を禁止する特約加盟店制度を設けていた。公取は、この制度が「排他条件付き取引」や「拘束条件付き取引」 に当たる可能性があるとし同社に立ち入り検査していた。同社がこの制度を撤廃したことから独禁法違反の疑いが解消されたと公取では判断した。

2021.12.3【賞味期限偽装】

京都の老舗ベーカリー進々堂が賞味期限を偽装 「冷凍だから大丈夫」(朝日新聞デジタル)

京都市の老舗パン店「進々堂」が業務用の冷凍パンの賞味期限を偽装していたことが判明。本社工場内で、社員2人が賞味期限の迫ったパンを袋から取り出し、新しい期限が刻印された袋に入れ替えていた。偽装件数は100パックという。同社では、コンプライアンス教育を徹底し、信用回復に努めたいとしている。

2021.12.6【セクハラ】

龍角散社長のセクハラ調査で解雇、解決金6千万円で和解(産経新聞)

製薬会社「龍角散」(東京都千代田区)の社長のセクハラを調査した同社の50代女性法務担当部長(当時)が2019年に解雇され、裁判となっていた事件で会社側が6千万円の和解金を支払うことで合意。同社の社長が2018年の忘年会で女性従業員に抱きつくなどのセクハラ行為があったとの訴えが社内であった。この有無について当該法務担当部長が調査したところ、2019年に会社側が同部長が社長のセクハラを捏造したなどとして解雇。同部長は解雇無効として東京地裁に訴えていた。会社側は依然として社長のセクハラは否定しているが、諸般の事情を考慮し和解に応じたという。

2021.12.6【強制わいせつ】

LINEペイ、決済関連情報13万3000件がネット上に漏洩(日経新聞)

通信アプリ大手のLINEの子会社で、スマートフォン決済大手のLINEペイで、国内外13万件の決済情報が漏洩しインターネット上で閲覧できる状態だったことが7日判明した。 2020年12月~21年4月までのキャンペーン期間中の決済金額、日時などの情報が21年9月12日~11月24日まで外部から見れる状態だったという。 LINEではデータ管理の不備から今年3月に利用者情報を中国当局が収集する可能性があったことが判明している。

2021.12.7【強制わいせつ】

大学内で20代女性に強制わいせつ容疑、筑波大教授を逮捕(読売新聞)

筑波大学の61歳大学教授が20代の女子学生にわいせつな行為をしたとして12月7日、強制わいせつ容疑で茨城県警に逮捕された。同教授は4~9月にかけて大学内で複数回にわたり学生の体を触りまくる などの行為をした模様。学生が警察に相談して発覚した。同教授は強制ではなかったなどと容疑を否認している。

2021.12.14【横領着服】

小田急社員が忘れ物着服 計28万円(サンケイBiz)

小田急電鉄の忘れ物取扱所の50代男性社員が20年2月から21年11月までに、忘れ物のIC乗車券や金券など131点を着服していたことが14日判明した。着服金額は28万円に上るという。 男性社員は忘れ物の保管期限の3か月の直前に、コンビニなどで不正にICカードを使用していた。不定期の点検で、忘れ物の記録と保管していた数が合わずこの社員の犯行が判明した。 小田急では、2020年にも祖師ヶ谷大蔵駅の駅員が忘れ物を着服し懲戒解雇となっている。

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