マンスリー・レビュー

他山の石_企業不祥事から学ぶ

2021年11月:企業不祥事マンスリー・レビュー


 このコラムについて 

マスコミ等で露わになる企業の不祥事。それは他人事ではありません。自分の会社なら、どのように対処し、未然に防ぐには、どうすべきか?「他山の石」は、自らの教訓とするためのマンスリー・レビューです。

2021年11月の「他山の石」

2021.11.02【横領・着服】

「高い金利付く定期預金」とウソ、高齢客から現金だまし取った疑い…(読売新聞オンライン)

三井住友信託銀行の元男性行員(37)が偽の高金利金融商品を顧客に勧め、預かった現金をだまし取ったとして11月2日、警視庁に詐欺容疑で逮捕された。 通常こうした取引の場合は、不正防止等のために2人の行員で対応するが、この元行員はもう一人の行員が席を外したすきに顧客から現金を預かり着服していた模様。 この元行員による着服額は7億円に上るという。着服した金は、ギャンブル等につぎ込まれており着服額のうち4億円は顧客に返済されたが残りは消費された。 同行では、当該行員を21年12月懲戒解雇処分とし、被害者に対して全額補償を行った。

2021.11.05【偽装請負】

東リの工場で「偽装請負」認定、直接雇用認める初の判断(産経新聞)

カーペットなどの住宅建材メーカー大手「東リ」(兵庫県伊丹市)の伊丹工場で業務請負企業の従業員として働いていた男性5人が、実質的には東リから直接指揮命令を受ける 立場で「偽装請負」だったとして地位確認などを求めていた裁判で、大阪高裁は東リの偽装請負を認め、5人が直接労働契約を結んでいたものとして、賃金の支払いを命じた。 東リはこの5人を約20年間にわたり業務請負の形で勤務させていたが、日常的に直接指示を与えていた模様。裁判では東リが違法状態を認識していたと判じた。

2021.11.10【違法排出】

フロン類、違法排出の疑い エアコン解体時 業者など書類送検(朝日新聞デジタル)

スバル販売子会社東京スバル男性社員3人と法人としての東京スバルが11月9日、警視庁にフロン排出抑制法違反で書類送検された。書類送検の理由は、 同社の八王子の販売店で、業務用エアコンの廃棄を解体業者に依頼した際、フロン類が冷媒として充填されていることを書面で伝えるのを怠った疑い。

2021.11.18【資格不正】

大和ハウス、営業停止処分 22日間、資格不正問題(読売新聞オンライン)

大手住宅メーカー「大和ハウス工業」が11月17日、国土交通省から営業停止処分を受けた。停止期間は12月2日から22日まで。処分の理由は、工事現場の責任者などに必要な「施工管理技士」という国家資格の受験に際して、 同社の社員約370人が受験条件を満たしていないにもかかわらず資格を取得していたというもの。受験には実務経験の年数など一定の条件を満たす必要がある。今回の停止処分で住宅等での電気工事の新規契約が出来なくなるが、 同社では影響は限定的だとしている。

2021.11.22【セクハラ】

セクハラ課長を停職6カ月、依願退職 千葉県流山市(産経新聞)

千葉県流山市役所の男性市民税担当課長(55)が女性職員に対して執拗にセクハラを繰り返したとして、11月22日非管理職に降格処分とした。同課長は今年3~10月にかけ頻繁に女性職員に 私的メールを送ったり、体にさわるなどしていた。女性職員がセクハラ相談窓口に相談したことから発覚した。 同課長は降格処分と同日に依願退職した。

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